2014年10月3日金曜日

伊吹嶺10月号

遠峰集より

特攻の海しづもれり花月桃

裸灯吊る特攻兵舎青葉冷

伸びやかに名護屋城址のほととぎす

青蘆や遺蹟めきたる河口堰

菩提寺の木々の静けさ秋立てり


新人賞作家の東口さん・荒川さんの
三ヶ月競詠20句の第一回が掲載されました。

若いお二人のまばゆいばかりの作品群に
目が覚めた思いです。
私も同じように頑張った時があったんだっけ。

さらには 徒歩さんの巻頭第一席と 伊吹嶺賞の速報。
第二席には 遊子さん 
と、4句入選にもネット句会の方が。
皆さん着実に階段を上っていらっしゃいます。

さてあと一回原稿を書けば4年続いた鑑賞文も終る予定。
来週から留守になる家人がいない時にガンバロー

今月号、割り付けが少し違うと思ったら
行間や字体の変化が見られました。
少しずつ狭めてあるので ページ数も変わってきています。
消費税は上がっても冊子代を据え置いていてくださる苦心の結果と思いました。
有難いことです。

受贈誌

自分史をいただきました。
句会のMさんは亡き父と同じ年。
心臓病の手術はしない決断をされても いたってお元気です。
毎年一冊ずつ自分史を手書きで製作 謹呈してくださいます。

とても全部に目を通せない私ですがぱらぱら頁を繰っていると
私が国立大府病院で受診したことのある 
神経内科の権威祖父江教授の写真とか
名大病院の食堂の写真なども載っていて
母が入院していた頃私も食べに行ったなあ・・・と思いだしました。

名大病院が全国に先駆けて「患者に温かい食事を」提供したのは
榊原教授が提唱指導したおかげであるそうで・・・
激動の時代を生きて来られ名大病院の事務局長まで務めた方ならではの
エピソードあれこれや その記憶力に驚くばかり。
ご自身の努力と周囲との考え方の違いなど率直に書いてあります。
鶴友会館建設の部分に夫が関心を示して 少し読んでおります。