姪の結婚報告食事会があったので
新幹線で来るうちの娘を含め4人が大丈夫か気になっていましたが
午前中も帰りも運行してホッとしました。
しかし帰宅時東京は暴風雨だったとのこと。
スープもありました
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今朝のNHK俳句は 瀬戸内寂聴氏の俳句の特別番組でした。
句集『ひとり』 第6回星野立子賞受賞だそうです。
紅葉燃ゆ旅立つ朝の空(くう)や寂
春逝くや鳥もけものもさぶしかろ
むかしむかしみそかごとありさくらもち
骨片を盗みし夢やもがり笛
子を捨てしわれに母の日喪のごとく
二河百道駈け抜け往けば彼岸なり (にがびゃくどう)
生ぜしも死するもひとり柚子湯かな
柚子湯して逝きたるひとのみなやさし
はるさめかなみだかあてなにじみをり
鳥渡る辛い手紙を読みさして
神の留守森羅万象透きとほり
火葬炉の鉄扉の奥にもがり笛
御山のひとりに深き花の闇
黒田氏「良い句です。一語一字どこにも無駄がなく 気が入っている」
たどりきて終の栖(すみか)や嵯峨の春
師匠は黒田杏子氏。
深い人生からにじみ出る背景が垣間見えてきました。
黒田氏評では
「一句一句が絵巻」
瀬戸内さんの句は「無頼」という言葉が印象的でした。
句集名『ひとり』に大いに納得。
96歳 ご本人は死ぬまでにもう一冊句集を出したいと締めくくられました。