2013年11月10日日曜日

句会

秋天へ出航の声澄み渡る ○○

すつぽりと隠れし富士や冬近し ○

青北風やみな海を向く羅漢像 ○

金木犀窓細く開け子を待てり

   細くでは淋しいと言われました

金木犀窓全開に子を待てり

湖に背を向け伊吹山眠る

野分だつ海の果てまで雲垂れて

お濠端抜けて母校や帰り花

初時雨陶の小人へ傘傾ぐ

露坐仏へ日のあはあはと笹子鳴く

旭句会は席題の時間があります。
今日は、十二月 冬至 冬休み 冬の波 から三句

当番表鳥小屋に貼り冬休み ○

街の灯の煌めきて来し十二月 ○

冬浪の窓辺にしぶく喫茶店 ○