2014年3月14日金曜日

飯田龍太の著書より

 
 図書館で借りた本をぱらぱら捲っていて心に響いた部分を書きました。       


      単純・平明など
 

 私は俳句は、複雑に考えて、単純に表現する文芸だと思っている。
複雑を複雑のまま出したら、短い詩形は成り立たない。

 
   *

 俳句のような詩型では、常凡に徹したとき、はじめて作者のおもいを超えた
非凡の力が付与されるものである。

   *

 奇をもとめるところに自在はなく、平凡に居直ったとき扉がひらかれる。
このことは多分、初心者よりも句歴を重ねたひとのこころすべき点であろうと思う。

目の下尺の・・・

ネット句会の投句一覧を見て感想を書かせていただいているのですが
調査不足が露呈しました。
目の下尺とか二尺とか、魚(主にタイ)のサイズを言う言葉があるのだそうです。

そうか~ 私の両親は金婚を迎えても鯛でお祝いしなかったしな~
家人に聞けば知っていたかな~
大抵の言葉は家人にも聞いてみるのですが、聞き忘れていました。

これは目の横じゃない?と思いながらも
横綱や釣り人が持ってぶら下げれば たしかに縦ですね。

鯛を三方に盛った写真で思い出すのは紀子さまと雅子さまの納采の儀。
あんなに立派な鯛は よほどじゃないと手に入らないから 市井の人々は
華やかな飾り物を飾ったのでしょうか。

食初の熨斗尾に巻いて桜鯛    範子


 
 
 
これで500Kカロリーかな(ー_ー)!!