朝顔や濁り初めたる市の空 杉田久女
ゲスト ロバートキャンベル
白桃に夜の灯交じることもなく 星野高士 キャンベルが好きな句
星野 事実を詠った
会いたい俳人12人 杉田久女
まっすぐな視線をもった俳人 わき目もふらず 女性そのもの
花衣ぬぐやまつはる紐いろ/\ (繰り返し記号) 久女
谺して山ほととぎすほしいまヽ
鳥雲にわれは明日たつ筑紫かな
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入選句
陽はいつも先に来てをり牽牛花
朝顔の押し広げたる大気かな キャンベル推薦
朝顔に呑みこまれたる空家かな 武井推薦
住み込みの窓は小さし牽牛花 一席
朝顔や鞄の軽き登校日
この路地は抜けられません牽牛花 三席
朝顔のほほゑんでゐる朝帰り
朝顔の向き変へ土曜日のひとり 七曜を置き換えても土曜日しかない
空はまだ汚れてをらず牽牛花 二席
実家の樽に植えてあった日よけの風船葛