2016年1月31日日曜日

伊吹嶺2月号

遠峰集より

薄日さす湯気やはらかき吸入器

婿に似て天然カール七五三

鈴の緒のほつれしままや神渡し

舞ひ上がる舗道の落葉レノンの忌

摘みたての蜜柑土産にクラス会

★.。.:*・°★.。.:*・°★

「私の履歴書」   小椋 佳

最終回 <本稿の最後に近々レコード化する曲の歌詞の一節>がありました。
新聞は切り抜きしていないので
こちらへ

『生命は何時も生きようとしている』

生きていれば 誰にだって
闇に包まれたり
不運と言う 重い岩に
圧(お)し掛けられたり 
そんな時も どんな時も
命というものは
人の意志の どうかを問わず
生きようとしている

・・・・・

深い嘆き 抱く時も
命というものは 
翳す炎 絶やすことなく
生きようとしている

予兆も無しに 訪れ来る
揺蕩う運命に ただ
幸運幸福 約束はされない 
けど 聞きましょう
命の声 心の奥底で今
生きましょうと
生きてみましょうと
響く歌声
出来れば より善く
より美しくと
より美しくと