2022年6月26日日曜日

NHK俳句 テーマ「料理」

堀本裕樹  テーマ「料理」

そら豆はまことに青き味したり  細見綾子

ゲスト 土井義晴  そら豆は鉄分が多いので他の野菜と色が違う

そら豆に背中を押されポンと出る   義晴

土井氏はさすが関西人でよくおしゃべりになられます。


妻を師に男の料理雲の峰  男の料理はよくあるフレーズ(堀本)

→妻を師に料理をかしや雲の峰  手紙の「面白い」を「をかしい」としてみた

そら豆→おかめのよう という手紙から

蚕豆はおかめに似たる面輪かな   堀本作

一寸豆 天豆 おたふく豆

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一椀のかゆ茄子漬に助けられ

豆飯を炊くや不思議と子らが来る

夏料理に野暮な栄養談義かな  この「に」は必要で意味が通らなくなる

    土井先生シンプルに食事を採っていれば栄養は後からついてくる

ゆふぐれの余白のやうな冷奴

ジュレ涼し耀きの新美術館  土井氏の本を読むと「ハレ」の料理

特選

鱧料理楽しみにして母の逝く   シンプルでありながら心がこもっている(堀本)

   鱧を見るたびに思い出されることだろう(土井)

ゲストのエピソード   土井さんなら沢山あることでしょう!

山独活の採りたてをおじさんから貰ったとき齧った時のおいしさ 人生の転機ともいえた

土はらひ齧る独活こそ目を見張れ 堀本  「こそ」 →文末を已然形「れ」

   命令しているわけではないが響きとして強く印象に残る

土井氏の目の表情を詠んでみた(堀本)才能ありです(土井)

土井氏 俳句とは 初茄子をみて心にポンとくさびをうたれるようなもの。

こういう驚きや喜びを感じつつ詠んでいけたら良いですね(私)


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