最近とみに 愚図になってきた私は
留袖の片付けや 和ダンスの引き出しの整理に半日を費やし
あっという間に一日が過ぎていきました。
伊吹嶺5月号に 牧野一古さんの特別作品『鴛鴦』15句が載っていました。
おしどり・・・ひいては鳥、そして生きとし生けるものへの愛情が溢れているなあと思いました。
花も鳥も何でもよくご存じで 一度に何種もの鳥の声を聞き分けることも出来る方。
編集部ほか 沢山の伊吹嶺のお仕事をなさっています。
一古さんの了解を得て特に好きな5句を載せさせていただきます。
『鴛鴦』より
川風に紙の音して冬柏 牧野一古
山の日が底ひに届く鴛鴦の川
鴛鴦鳴いて深山の日差し濃くなりぬ
鴛鴦百羽声飛ばし合ふ峡日和
鴛鴦の嘴より垂るる藻のみどり
「おしどり」は「おし」とも読みます。
どちらの発音で読むのか ということは 俳人は音数で判断します。
★.。.:*・°★.。.:*・°★
写真は撮っていますが食事のアップも滞り気味。
間引いてアップします。
自分の俳句も作らなくちゃいけないのに
いつまでも底辺をうろうろしているばかりで 情けないことです。