題 7時過ぎの時計
6位 月光のひとつぶ受信電波時計 フジモン
「受信」はいらないと梅沢 発想が瑞々しいと夏井先生
月光のひとつぶ電波時計○○○ オノマトペでと夏井先生
5位 谷崎のエロス潤目鰯の骨 志らく
谷崎のエロス潤目の骨刺さる 骨ウザい など 夏井先生
4位 震源の時計台無音の夜長 キスマイ千賀
時計台無音震源地の夜長 夏井先生
7位 弁慶が時計している村芝居 円楽
うっかりとしたことが分かるように
弁慶が時計したまま村芝居 私
弁慶は時計したまま村芝居 「は」で他者との違いを 夏井先生
8位 秋てふや夢の途中に時計鳴る 森口瑤子
下五をオチにしないように 「鳴る時計」がいいと梅沢
秋てふや夢の途中を鳴る時計 夏井先生
3位 火恋し形見の竜頭巻く深夜 梅沢
2位 流星のターミナル三分で蕎麦 キスマイ横尾
9位 婚破れ振子響くや夜半の秋 中田喜子
時間の軸がいくつもある
振子音響く婚破れし秋夜 夏井先生
1位 痙攣の吾子の吐物に林檎の香 千原ジュニア
食べ物は美味しくと教わったと梅沢
親心 美味しそうじゃないけれど存在感が抜き差しならないと夏井先生