2021年2月5日金曜日

梅を撮る武蔵野の空近づけて

俳句文学館が届きました。
各賞の代表句を読めるのが楽しみです。

新鋭俳句賞 
渡部有紀子氏「蟻眠る」の 自選10句より
 母の日のものやはらかく煮上がりぬ
 渡り鳥折紙にある山と谷
 考へる人の拳に蝶凍つる

菅敦氏「待つたなし」の 自選10句より
 ラグビーの子等のこれほど絵になるか
 霜夜はや円形広場から塔へ
 呼び鈴の凍てつくほどに星遠し

俳句カレンダーを今年に入って協会から購入
栗田先生 河原地先生 荒川編集長の句を見つけました。
3月 つつましく黒髪束ね卒業す    荒川英之
5月 暁光や卯浪燦めく九十九里    栗田やすし
9月 トレパンに草の染みある九月かな 河原地英武

俳句カレンダー 2月の句より
 日出づる国の梅なり凛͡乎たり      今瀬一博
          「乎」だったので直しました

初学の頃の感銘句
 白梅や父に未完の日暮あり       櫂未知子



平成22年2月24日 神代植物公園