少年に藁の匂へる聖夜劇 井上弘美
井上:表記を工夫する 内容にあった表記を活かす
胡桃割りて妻と足るなり降誕祭 星野麥丘人
派手なもの着てそわそわとクリスマス 花谷和子
あれを買ひこれを買ひクリスマスケーキ買ふ 三村純也 字余りが効果的
この出逢ひこそクリスマスプレゼント 稲畑汀子
入選句
大樹みな聖樹となりぬ時計台 2席
聖夜の灯アクリル板にうつる僕 3席
バラードへ移る聖夜の駅ピアノ
大潮の海原蒼きクリスマス 誕生と大潮がキリスト誕生と重なる
噴水を照らす光やクリスマス 水に映るイルミネーションの華やかな夜
クリムトの金の雪降る聖夜かな 接吻の絵がうかび煌びやか
シャンパンぬけば星の音する聖夜かな 星の音と発想した柔軟さ
読み聞かす聖樹の下や「ぐりとぐら」 ゲスト推薦 1席
クリスマス生後七日の仔犬来る 武井推薦 私推薦
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俳句ナビ:添削
原句:クリスマス実は恋しい出汁の味 ゲスト 山崎玲奈
添削案:だし風味ふっと恋しきクリスマス
原句:病室の隅に小さな聖樹置き
添削案:病室の片隅クリスマスツリー
原句:ローソクの火の温かき聖夜かな
添削案:一本の燭あたたかき聖夜かな
原句:欠航の星降る島のクリスマス
添削案:欠航の島に聖夜の星降れり 「聖夜」を活かす
ゲストの子は語彙が豊富で賢く喋るのも上手でした。