『俳壇』五月号を買ってきました。
ネットで買えば明日届きますが
今日欲しかったので高島屋の三省堂に取り置きしてもらい、行ってきました。
注目したのは
次代に遺したい平成の十句 として 著名俳人が十句ずつ挙げたコーナーです。
ホトトギスの稲畑廣太郎氏は 全てホトトギス作家でした。
他の選者で 複数重なった句を挙げると
★井上弘美選 櫂未知子選 片山由美子選
車にも仰臥という死春の月 高野ムツオ
高野ムツオ先生は他の句で二選者に句を取り上げられていました
いずれも東北大震災に関する句(と思いますが)
★片山由美子選 櫂未知子選
人の世に花を絶やさず帰り花 鷹羽狩行
★片山由美子選 櫂未知子選
死ぬときは箸置くやうに草の花 小川軽舟
小川軽舟先生の句は原子炉の句が他に入っていました。
★高野ムツオ選 横澤放川選
八月の赤子はいまも宙を蹴る 宇多喜代子
宇多喜代子先生は他の句も取り上げられていました。
田中裕明先生の句も
金子兜太先生の句も複数取り上げられていました。
私が共感した抄出句は(これは、知っていた句と言っても良いのですが~~)
★櫂未知子選
さつきから夕立の端にゐるらしき 飯島晴子
まだもののかたちに雪の積りをり 片山由美子
★井上弘美選
正月の地べたを使ふ遊びかな 茨木和生
★片山由美子選
再びは生まれ来ぬ世か冬銀河 細見綾子
薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二
一瞬にしてみな遺品雲の峰 櫂未知子
★岸本尚毅選
寒晴やあはれ舞妓の背の高き 飯島晴子
次代に作りたいお札
こんなお札を考えた人がいるらしく
拝借して記念に貼り付けました