ゲストと児童の句
でこぼこの一年生の一列に 金澤諒和
卒業の子と手のひらを重ねけり 金澤先生
ぶらんこをこいだら風の味がする 児童作
敗戦忌飛行機雲の傷のあと 児童作
先生のしらがが増える秋の空 児童作
年間1000句つくる子もいる
兼題 卒業 西山睦選
フラスコの並びて聞こゆ卒業歌
思い出は予選のヒットわが卒業
卒業す君の瞳に映らぬまま
卒業や昇降口に残る熱
卒業や並ぶかめ役うさぎ役
卒業子捌きてバスのがらんどう
+++黒岩コーナー 若手を紹介
秋風が一陣二陣と田を撫でる 塩屋さん お茶の俳句に入選
二十一世紀イガミの牙の数 塩屋さん
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特選三席
卒業の車窓に街の小さくなり
特選二席
卒業子見送り胸の花外す
特選一席
図書館に好きな窓あり卒業す
燦文舎より河原地主宰の第三句集『虫売』が刊行されました。
昨日の句会で写真を撮らせてもらいました。