2014年3月14日金曜日

飯田龍太の著書より

 
 図書館で借りた本をぱらぱら捲っていて心に響いた部分を書きました。       


      単純・平明など
 

 私は俳句は、複雑に考えて、単純に表現する文芸だと思っている。
複雑を複雑のまま出したら、短い詩形は成り立たない。

 
   *

 俳句のような詩型では、常凡に徹したとき、はじめて作者のおもいを超えた
非凡の力が付与されるものである。

   *

 奇をもとめるところに自在はなく、平凡に居直ったとき扉がひらかれる。
このことは多分、初心者よりも句歴を重ねたひとのこころすべき点であろうと思う。

2 件のコメント:

  1. 徒歩です。
    私も飯田龍太の格言?は幾つか書き抜いたことがあります。

    座右の句は三つもあれば良い(五つだったかも?)。
    そして敬して近寄らず。

    真似するなということでしょうか?

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  2. <敬して近寄らず> ですか。
    徒歩さんの仰る通りでしょうね~

    綾子先生のような自在な句に憧れても 
    とても真似できるものではありませんものね。

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