堀本裕樹 テーマ「料理」
そら豆はまことに青き味したり 細見綾子
ゲスト 土井義晴 そら豆は鉄分が多いので他の野菜と色が違う
そら豆に背中を押されポンと出る 義晴
土井氏はさすが関西人でよくおしゃべりになられます。
妻を師に男の料理雲の峰 男の料理はよくあるフレーズ(堀本)
→妻を師に料理をかしや雲の峰 手紙の「面白い」を「をかしい」としてみた
そら豆→おかめのよう という手紙から
蚕豆はおかめに似たる面輪かな 堀本作
一寸豆 天豆 おたふく豆
+++++
一椀のかゆ茄子漬に助けられ
豆飯を炊くや不思議と子らが来る
夏料理に野暮な栄養談義かな この「に」は必要で意味が通らなくなる
土井先生シンプルに食事を採っていれば栄養は後からついてくる
ゆふぐれの余白のやうな冷奴
ジュレ涼し耀きの新美術館 土井氏の本を読むと「ハレ」の料理
特選
鱧料理楽しみにして母の逝く シンプルでありながら心がこもっている(堀本)
鱧を見るたびに思い出されることだろう(土井)
ゲストのエピソード 土井さんなら沢山あることでしょう!
山独活の採りたてをおじさんから貰ったとき齧った時のおいしさ 人生の転機ともいえた
土はらひ齧る独活こそ目を見張れ 堀本 「こそ」 →文末を已然形「れ」
命令しているわけではないが響きとして強く印象に残る
土井氏の目の表情を詠んでみた(堀本)才能ありです(土井)
土井氏 俳句とは 初茄子をみて心にポンとくさびをうたれるようなもの。
こういう驚きや喜びを感じつつ詠んでいけたら良いですね(私)
次回 テーマ「家族」(秋)ネット投稿のみ エピソードも募集
0 件のコメント:
コメントを投稿