風光集より
どんど餅灰を吹いたり叩いたり
家苞は御座候や女正月
重ね着てひとりの夜の厨事
一杯の白湯しみわたる寒の朝
墨の香を小部屋に満たし冬籠
+++++
友の句が大きく見える万愚節
自作が小さく見えて仕方のないこの頃です。
伊吹嶺HP「会員の俳句」はアップしました。
皆さん良い句を詠まれています。
風光集より
どんど餅灰を吹いたり叩いたり
家苞は御座候や女正月
重ね着てひとりの夜の厨事
一杯の白湯しみわたる寒の朝
墨の香を小部屋に満たし冬籠
+++++
友の句が大きく見える万愚節
自作が小さく見えて仕方のないこの頃です。
伊吹嶺HP「会員の俳句」はアップしました。
皆さん良い句を詠まれています。
夏のベンチあついさくらんぼ種でかい
学校①
長縄で八十四回冬の朝 色紙に俳句と絵で壁面を飾る
三年生がんばったね俳句
オリジナリティ 自分だけの俳句 思い出表に思い出ワードを書く
自分のエピソードになるまで書く
①思い出ワードを書く(エピソード)
三年生→学芸会→みんなで歌→最後のシーン・・・・
フック船長→最後のシーン
フック船長最後のシーン秋の空
②思い出表から
夏井先生
つな引きで赤組勝った運動会 普通
つな引きで赤組勝った秋の空 たてよこに広がる
五音の季語表から選ぶ
パンケーキ積んで積んだら青嵐 夏井先生絶賛 自分だけに特化した
風光る心のことば手渡せば 山本先生
学校②
お母さんスキーが得意秋田生まれ
ころがって大人になるぞ雪だるま
学校③ろう学校高校生指導 山本先生 手話とプリントで
助詞の使い方 困ったら「の」から入る
聞こえずに目の合図して秋の風
かげろうの立ち話まで消えてゆく
じっと椅子シクラメンから見渡せば
はじっこのひび割れてゆく林檎の花
「春と修羅」栞のふちに雀の子
さようなら文章題も春露も
春惜しむ手品のように生きにけり
君ゆれて春がいた部屋なくなって
名句を勉強 知る装置
春の風邪声を飾りて居るやうな 高橋順子
はるのかざごえをかざりているような 「かざ」の繰り返し
春+ 風邪- 飾る+ プラスの感情とマイナスの感情を混ぜてバランスをとる
後れ毛をさわる年頃夏はじめ 高3女子
青空の嘘ばかり言うトマトかな 高3女子 迷った時のひとまず「の」
鳥のため扉を開く春の空 高2女子
十五夜のうさぎの声は静かかな 高1男子
先生:知ることで世界が広がる
生徒から先生へ
冬風や共に歩んでありがとう
冬日和恩師に感謝告げる猫
教壇に立つ担任の目の合図
何年も前に弟から渡してもらったもの。
瑞陵展に出品しました。
使えそうなのは漆の枠だけで
放っておいたんですが、夫に破ってもらいました。
旅にして物恋しきに山下の赤のそほ船沖へ漕ぐ見ゆ
高市連黒人
たけちのむらじくろひと
「むらじ」は外して高市黒人とも
足振ってスリッパ脱ぎし涅槃かな ◎◎◎〇 中西亮太
スリッパに鶯餅の風が吹く ◎◎〇 中西アルノ
スリッパは羽のない鳥牡丹雪 〇〇 高野ムツオ
涅槃西風スリッパ齧る赤子かな 〇 庄司浩平
もふもふのスリッパ脱いで野に遊ぶ 今井肖子
高野先生「野に遊ぶ」がどうか。「野遊び」「青き踏む」
今井さん 歳時記に例句はある 広がりのある季語にした
+++高野ムツオ特選三句
三席 スリッパを齧る音する春の闇
二席 スリッパの夢はげんげの野を駆くる
一席 弟のスリッパ正す雛の客
いつまでも何度でも聞いていたい名曲。
いしだあゆみの声にぴったり。
タイガースよりテンプターズ・ショーケン派で
高校生の時に愛知県体育館のコンサート行きました。
年の近い好きだった人たちなのでいっそう淋しく思います(泣)
若い頃 彼女の香水はディオリッシモとの記憶が。
布施明が50年前のコンサートで
香水はディオリッシモが良いと言っていたことを思い出しました。
https://www.youtube.com/watch?v=xqgqRI0fjXM
三国連太郎の子の佐藤浩市の子の 寛一郎 → べらぼうの「馬面太夫」。
寛一郎の声は落ち着いた声です。
それよりも横浜流星の声の方が張りがあって
江戸っ子らしさがあって、滑舌もよく上手だなあと思います。
鳥山検校を知っていたのは名前だけ。
市原隼人は頭の形が良いし存在感が際立って凄みがあり。
歌舞伎役者さんは さすが声も間も抑揚も素晴らしい。
花魁になる少女 かおりは なんと稲垣来未ちゃん 大きくなって15歳位でしょうか。
TWO WEEKS で春馬くんの子ども役を演じていました。
寺田心くんも 大きくなってびっくり。直親さまの子ども直政役でした。
それでも「三屋清左衛門残日録」が好きで。
嫁役の優香とのほのぼの感が家人のお気に入り。
黒塀の御屋敷の坂道 山や湖の見える土手。ロケ地はどこだろうと。
ロケ地巡りしたいみたいです。
案外滋賀県など多いみたいです。
木暮陶句郎 ゲスト 柳原尚之 料理研究家
1年間 他の料理家と交代で木暮先生の器と季語にあわせて料理を作った
お父様に似てハンサム 良家の息子様らしさにあふれて☆彡
醸造学博士号をお持ち
月のいろして鮎に斑のひとところ 上村占魚
の時の鮎料理も素晴らしかったと木暮氏
+++田楽の例句に合わせ
田楽のみそのくつヽく桜かな 一茶
蛸をサクラとも呼ぶことから蛸を添えてある
美味しいこと間違いなし コゴミは大好きです
+++特選六句
田楽の店のテレビの古いこと
田楽を縦に出されて横に食ふ
でこぼこのすりこぎ長し田楽屋
田楽や母子ぐらしの子に白髪
田楽のまづ湯気を食ふ朝市場
田楽の味噌に火の香の残りたる
+++黒岩コーナー
散財やカマス一本刺しヒヒヒ 塩谷人秀
考えろ繋がりさうな蔦と蔦 〃
+++
味噌焼けてけむり舞うなり田楽火 柳原尚之
味噌田楽炙ればけむり舞ひにけり 木暮先生添削
水温む美味研鑽の包丁に 木暮陶句郎
+++
特選三席
母許のピリリと辛し味噌田楽
特選二席
田楽のただただ黒き秘伝味噌
特選一席
還暦の看板むすめ田楽屋
ゲストと児童の句
でこぼこの一年生の一列に 金澤諒和
卒業の子と手のひらを重ねけり 金澤先生
ぶらんこをこいだら風の味がする 児童作
敗戦忌飛行機雲の傷のあと 児童作
先生のしらがが増える秋の空 児童作
年間1000句つくる子もいる
兼題 卒業 西山睦選
フラスコの並びて聞こゆ卒業歌
思い出は予選のヒットわが卒業
卒業す君の瞳に映らぬまま
卒業や昇降口に残る熱
卒業や並ぶかめ役うさぎ役
卒業子捌きてバスのがらんどう
+++黒岩コーナー 若手を紹介
秋風が一陣二陣と田を撫でる 塩屋さん お茶の俳句に入選
二十一世紀イガミの牙の数 塩屋さん
+++
特選三席
卒業の車窓に街の小さくなり
特選二席
卒業子見送り胸の花外す
特選一席
図書館に好きな窓あり卒業す
燦文舎より河原地主宰の第三句集『虫売』が刊行されました。
昨日の句会で写真を撮らせてもらいました。
実家のおこぼれにあずかって、御園座に行ってきました。
並んでくじを引く形式で、封筒の中に2枚の連番のチケットが入っています。
一応抽選という形。整然と封筒が積んであるので上から取っていきます。(私は)
上の方に良い席があるという噂です。
松平健 暴れん坊将軍と歌とサンバ。
体格も昔より大きく年齢も私に近いものの
声の張りもよく、歌も上手。
歌謡ショーの最後は少し声が掠れがちでしたが、口パクでない証かな?
動きながら歌うのって大変なことです。
お芝居はTVと同じパターンでしたが、これはこれでセットや衣装も豪華、
楽しい一日を過ごさせてもらいました。
昼の部夜の部17公演のうち10公演がJA知多様の貸し切り!
他にも貸し切りが何日もあり、一般公演(?)は土日位のようです。
最後の挨拶で何度も「JA知多様」と連呼してくれました。
「春芝居」って季語はあったかな?
追記:メルカリみたいなサイトで転売しています・・・(-_-;)
アルバムが届きました。
月日の経つのは早いものです。
月日は百代の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり・・・格調高い名文ですね。
李白の詩に「夫れ天地は万物の逆旅、光陰は百代 (はくたい)の過客(かかく)なり。」
とあるに依る 。「過客」とは旅人のこと。(ネット調べ)
草の戸も住み変る代ぞひなの家 芭蕉
今の季節にピッタリの句だなぁ~
旧暦だから新暦の4月まで飾ってあったのでしょうね。
「べらぼう」での小芝風花ちゃんも大人の役柄を得ていますが
4月からはBS時代劇「あきない世傳金と銀2」放送開始。
松坂屋の何代目かの奥様(?)がモデルらしいのですが、楽しみでしかないです。
二つの役をこなす風花ちゃん、声も良いので老化した耳にはありがたい。
今朝「カーネーション」を夫も見て「おむすび」よりも面白いと。
「おむすび」は説明が多くて間延びするのです。
「カムカム」は見忘れますが、深津絵里とオダギリジョーが良い味わいです。
良いドラマは脚本に視聴者へ考えさせる「余白」があるように思います。
俳句は省略の文学といいますが、それに通じるものがある?
というのは、自分の俳句に対しての戒めです ☕
風光集より
万年筆握り直して初日記
鹿革で拭く刀身や初稽古
帰郷子を待つあるだけの布団干し
角打ちの机の隅に福達磨
初雪の朝の静けさ湯を沸かす
選者 堀田季何
「けり」のおさらい
くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田龍太
箒木に影といふものありにけり 高浜虚子
ことごとく未踏なりけり冬の星 髙柳克弘
かたかごの風に頷きつつ咲けり 伊藤伊那男
門前に野菊咲きけり長建寺 大島梅屋
しら梅に明る夜ばかりとなりにけり 蕪村
馬迄も萌葱の蚊屋に寝たりけり 一茶
人の輪の外にをりけり卒業子 山田佳乃
+++++
春風や辛子滲めるカツサンド 小澤實
貝塚へ曲る小道の菫かな 正岡子規
美しき眉をひそめて朝寝かな 高浜虚子
+++++
「囀」特選六句
縮毛矯正四時間を囀りぬ
酸性だらう東京の囀りは
囀の止まなくて別れられない
囀の東雲色の聞こえけり
囀りやアフロヘアーの哲学者
人工の森を百年囀りぬ