堀田季何 地名はイメージの共有が不可欠
「俳枕」共有されたイメージ
鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
歯痛はげしまるで東京の若葉 高野ムツオ
木枯や宇田川町を梯子して 読者が限定される 地名が成功していない
地名を限定しない句
みづうみに四五枚洗ふ障子かな 大峯あきら
琵琶湖 淡海 は歌枕、俳枕なので限定を避けた
普遍的な湖とした
題「神の旅・神の留守」
特選六句
神の旅この子はあのときの子です
タクシーが乗車拒否する神の旅
コーヒーに沈むミルクや神の旅
シュレッダーの中に氾濫神の留守
神の旅名刺千枚では足りぬ
すれ違ふ暖簾の文字や神の旅
素敵な水彩を描き続けている方
知人の奥様が入賞
金槐和歌集より
白の軸が素敵
紙も高級感があります

