2024年11月1日金曜日

伊吹嶺11月号

遠峰集より

冷房裡夜更けて稿を読み返す

三条の河原昏れゆき大文字

燃え盛る「妙」に合掌大文字

父母のこと語りて仰ぐ遠花火

訥々と逆縁語る生身魂

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生身魂は100歳になられ、市長の訪問を受けたそうです。

以前お元気だった頃に瓜漬けを沢山いただきました。

息子さんが闘病中は、俳句を中断して、看病に徹していらしたそうです。

隣町の畑まで自転車で通い、たくさんの野菜を作り、木目込み人形を作り、

書画を習い、写経もなさり、俳画もお上手でした。

訪問して作品の写真を撮り、保存していたのですが、

パソコンが壊れて、外付けハードに保存していなかったため、今は幻となりました。


貝寄風に乗りて帰郷の船迅し   草田男

螢獲て少年の指緑なり   誓子

をりとりてはらりとおもきすすきかな  蛇笏

束の間の日だまりに生き冬の蝶   叡子

何年か前にとっておいたもので、未熟ですが表装してもらいました。
 
新年の句があればよかったな‥と思いつつ でも五枚になったら窮屈かな。

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