2013年11月21日木曜日

常滑やきものの道 鵜の池 義朝の墓

山茶花や肩幅ほどの窯場路地

冬晴れやでんと朱泥の大狸

冬ざれや陶土汚れのガラス窓

動かぬと見えて流るる鴨の陣

音立てて着水の鵜や冬茜 ○

身じろぎもせず鵜が止まる枯木立

寒禽のこゑ降り続く義朝廟

寿命説く和尚と分かつ冬日向 ○
 

    ○は主宰選


同じ場所で 同じものをみても  
違う感動をそれぞれが一句にします。
それを読んでまた、私も、「ああそうだった」と
新鮮な感動を得ることが出来て、句会とは楽しく幸せな場所なのです。
坂の上から
 
 
十連の煉瓦煙突

鵜の池前
 
伝源義朝の墓