2016年5月18日水曜日

カルミア

落書にカルミアは歳時記にないと書いたら
物知りのMさんが たくさん例句があることを教えてくださいました。
例句は伊吹嶺落書に。写真は去年の満開の頃。



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図書室で書きうつした小ネタ
『オツな日本語』 金田一秀穂著 より

卯の花腐し
ウツギの木に咲く白く小さい花
卯の花を腐らせるような長い雨のことをいった
「くだし」というのは東の風のことで
このころに吹く湿気をふくんだ風をいったのだろう
久保田万太郎
「さす傘も卯の花腐しもちおもり」
少しゆううつな ちょっと前の言葉でいうと 
アンニュイな感じが伝わってきます
重いのは傘でしょうか あるいは作者の心でしょうか

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初め、<もちおもり>  がよく分かりませんでしたが
ネット辞書によると「持(ち)重り」
初めはそうでもないのに、持っているうちにだんだん重く感じること。「―のする包みを抱え直す」