2019年8月26日月曜日

秋果

富山の呉羽梨と 東海市(農園は大府市)の巨峰


一番映える皿を選ぶのに
初めて使ったともいえるこの大皿
いただいた折り紙も写してみました

秋果盛る灯にさだまりて遺影はや   飯田龍太

  昭和22年兄上戦死の公報の届いた時の句

この句の「はや」を ハヤ と読むのか  ワヤ と読むのか分からなかったので
調べてみました。(何を今さら感…ですが)

はや[感]
[感]あきれたり、とまどったり、驚いたりしたときに発する語。「なんともはや、あきれた人だ」「いやはや、まったく困った」 

は‐や[連語]
[連語]《係助詞「は」+係助詞「や」》
1 疑問の意に感動を添えた意を表す。…かなあ。
「島伝(しまづた)ふ足速(あばや)の小舟(をぶね)風守り年―経なむ逢ふとはなしに」〈万・一四〇〇〉
2 (文末にあって)感動・詠嘆を表す。…よ。
「御真木入日子(みまきいりびこ)―己が命(を)を盗み死せむと」〈記・中・歌謡〉
「けしうはあらじ―」〈源・葵〉
[補説]「や」を間投助詞とする説もある。2は上代では名詞だけに付き、中古では連体形に付く。  
出典 小学館/デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 



大辞泉第三版
はや
( 連語 ) 
一 
〔係助詞「は」に係助詞「や」の付いたもの〕 文中の種々の語に付いて、疑問の意を表す。…は…であろうか。 「近江の海波恐かしこみと風守り年-経なむ漕ぐとはなしに/万葉集 1390」 

 
〔係助詞「は」に間投助詞「や」の付いたもの〕 
①  文中の種々の語に付いて、詠嘆の意を表す。…はまあ。 「木の間よもい行き目守まもらひ戦へば吾-飢えぬ/古事記 中」 
②  文末に用いられ、詠嘆の意を表す。…はまあ。…よなあ。 「ほのかなりし月影の見劣りせずば、まほならむ-/源氏 橋姫」 

★連語 係助詞は+間投助詞や ワ+ヤ  かな

詠嘆?
遺影のことよ 遺影だなあ

ということで良いかな・・・あー難しい

追記 心情的には「こんなに若くして早くも遺影になってしまったのか・・」とも思えて。