2019年11月26日火曜日

霜夜

左より右手冷たき霜夜かな

心臓から遠いからか 足も。そんな気がしているところです。

東京2020開会式とサッカー申し込んでみました。
パスワードを変更したのに古いので入力してしまい
またロックされて1時間時間をロスしました。
ギリギリ10時55分位に完了して やれやれ。
スマホのメモ帳で確認すれば良かったのに。

ネットで図書館の延長貸し出しの申請をしました。
パスワードをスマホのメモ帳に残してあります。
読み切れないなら借りなければ良いと言われるのですが
パラパラ見る(?)だけでもと思い。
『朝日俳壇 2018』を借りたつもりで
さぁ~誰か知っている人の名前載っているかしらと思って開いたら
何と 文字数が多い!!
『朝日歌壇 2018』でした (+_+)

でもまぁ有名歌人の先生の選ってどんな歌かなと思ってみると
時事を詠んだ歌が案外多くて字余りもずいぶん多くて自由な感じ。

たとえば2018年6月は
日大アメフト選手に関する歌が何人かの選に入っていたり
忖度とか沖縄の問題とか 多くて驚きました。

今回ローマ教皇来日関連で「焼き場に立つ少年」の写真を知りました。
(知らなかったのは迂闊でした)
哀しみの中 しっかりとした面差しで立っている少年は 
男らしい(という言葉は適切じゃないかもしれないけど)大人のようでした。
まだ誰か分からないのだそうです。
もうお亡くなりになったのでしょうか。

年間秀歌よりいくつかを

高野公彦選 

〈焼き場に立つ少年〉は歯を食いしばる耐えて堪(こら)えて生きるしかなかった

南海の海の底には三十五万の敗戦知らぬ兵士が眠る

佐佐木幸綱選

人間に自然に春の嵐吹き兜太の骨のどつかりとあり

明けぬ夜を小さな小さな女の子ただ一人いて天に召されし   (結愛ちゃん)

「寒雷」と「海程」つひに廃刊すはるかなるかな昭和の熱気

「江藤淳は形骸に過ぎず」遺書を読めば平成もはや歴史なりけり

永田和宏選

泣かぬだけなお悲しきは少年の背負う弟死者なればなり

夢のある文字のひとつも遺せずに許しを乞ふて結愛ちやん五歳

馬場あき子選

山寺の父の頭を「禿げたな」と撫でて笑ひし兜太先生

競り合ひの画面にぬつと入れ墨の腕が現はるワールドカップ