2014年2月27日木曜日

木の芽雨

「木の芽雨」 木々の芽吹きを促すような雨。
今日は朝は暖かいのかなと思ったのですが、一日雨となり
外出しても家の中にいても寒いなと感じました。

隠岐や今木の芽を囲む怒濤かな  加藤楸邨

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岡本眸句集『午後の椅子』より。

文机に日当たれば倚り春の風邪   岡本眸

きんぽうげハモニカは子を俯かす  岡本眸

昭和三年一月生まれと句集に記してあるので
昭和二年生まれの母と同学年にあたります。
今は闘病中でいらっしゃるのでしょうか。
「蛇笏賞」を受賞されました。
2006年の句集なので はや7年の歳月が流れています。

来月母の13回忌があります。
子どもの時も大人になっても人には等しく時間が過ぎていくはずなのに
時の流れの速さに戸惑っています。


小倉一郎句集『俳だらけ』より。

初戀や目を潤ませて春の風邪   小倉一郎

こころざし未だ叶はず松の芯   小倉一郎

観念的な句が多いものの自由奔放な句風。
とても古い漢字や新旧混在の仮名遣いも驚きですが
あとがきで俳句は趣味ではないと言い切っている清々しさがありました。

 
最近買った鍋も写してみました
 
写真を撮っていて パンはほとんど食べないことが分かりました。
今年は1俵半の玄米90キロを消費しなくてはいけないので・・・