2014年11月6日木曜日

昨日は欣一忌 そして 伊吹嶺11月号

昨日届いた11月号
「伊吹嶺賞選後評」を読む

伊吹嶺賞を上位で通過するには
少なくとも5名 過半数の選者が
順位も高く選んでいないと入りません
そのためには 1句1句の独立性と完成度
対象への温かいまなざしが感じられなくては
と 自戒を込めて思っているところです。


遠峰集より

ふるさとは入母屋ばかり鰯雲

幼子の声よくとほる夜の秋

秋簾出窓大きな骨董屋

新涼へ戸を開け放ち浮御堂

もみづるや日数かさねし師弟句碑

全句集成りし報せや綾子の忌


昨日 11月5日は沢木先生の忌日

「風茶房跡地」のブログを読むと
お墓を立てられて月命日はもちろんのこと 
全句集完成の報告など行かれているのが分かります。
昨夜もブログ拝見したら 何方かがお参りに来ておられた模様。
関東在住の「風」時代よりのお弟子さんでしょうか。

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沢木先生 細見先生の全句集に
篠山紀信氏撮影の写真が 許可を得て掲載してあります。
(こういうときにも著作権があることが分かりました)

炬燵の上が執筆の場だったこと
沢木先生の脇に置いてある書簡や原稿(と思われる)の多さ
綾子先生の机にも湯呑茶碗やら海苔の缶(お茶の缶も置いてあり
ふだん着のままの、ありのままの写真を写すことを許可されているところが
懐の大きさを物語っています。
同じ炬燵のような気もするし、別の炬燵のようにも思われるし
どちらかなあ。

手の届く処に置いて海苔の缶  綾子

私のような凡人なら ちょっと取り繕って一番似合う服を着て
な~んて考えてしまいます。

 
 いつも周囲の薬やら急須やら雑多なものを除けて写しています