2021年1月24日日曜日

NHK俳句

擱筆や寒の硯の海しずか     蒼蛙   (小倉一郎)

                               俳号は脚本家の早坂暁さんが付けてくださったとのこと



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入選9句  西村和子選

のほほんと志ん生聞いて寒の内

疫病退散寒九の水を飲み干して

寒鴉孤高の胸を反らしけり

晒されて荒む田面も寒の内  「サ行」に荒涼感がと西村先生

ぎくしゃくと健康体操寒に入る

カツカツと板書ひびけり寒の朝 一席  静けさと大勢の中の静けさが巧み

鋼鉄の畳に立つや寒稽古    鋼鉄の(ような)と暗喩   岸本推薦  三席 

一音も漏らさぬ耳目寒ざらへ  音曲の鍛錬の光景

寒の水硯に垂らすとき砕け   硬質な玉のような水が砕けたと見てとった

               ミクロな世界    小倉一郎推薦    二席

小倉蒼蛙さん 穏やかで幸せそうでいいなぁ・・・

(結婚とお別れは何度も繰り返したのだそうですが)

と、羨ましいわけではなく 私も幸せな部類に入るのだろうと思っています。