2021年12月1日水曜日

伊吹嶺12月号

遠峰集より

稲括る腰に提げたる藁を抜き

畦に膝ついて手刈りの稲括る

稲刈つて子等の手足の泥まみれ

深々と長靴の跡稲架を組む

青竹の高さ合せて稲架組めり

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多くの方から私の句集への感想を寄せていただきました。

その中で執筆者の抄出句

蓮ひらく祈りの十指解くやうに   4名(タイトルだけの方も入れて)

神は留守か首里王城の焼け落ちて

手鏡の空の明るさ春立てり

武蔵野の風のかたさよ寒桜

観覧車春の潮目を一望す

回しつつ言葉選びぬ白日傘

観音の千手艶めく春ともし

蔓に蔓絡めて空へ牽牛花

夏霧の山へリフトに掬はれて

釣忍風かよふとき水匂ふ

蒼天へ千手めきたる枯木立

レガッタの夫へ母校の旗振れり  2名

低く干す磯着にふれて梅雨の蝶

鷹渡る岬の空の紺の張り

父の胸目指す浮輪の兄おとと

ただいまと言へば金魚の泳ぎ出す 3名

八重と律行き来の井戸や小鳥来る

祓はれてみな賢き子七五三

胸厚き白髪のクルー天高し

叱られし日の幸せや墓洗ふ

山の日にとろりと光る蝌蚪の水

竹伐つて日向日陰の生まれたる

海蹴つて空蹴つて海女鮑獲る

ハイボール濃い目にバレンタインの日

句集以外の句

先づ父母へ句集供ふる夏座敷

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かねてより行ったことが無く行きたかった坂本へ連れて行ってもらいました。

従妹に。









今日は、午前0時のヤフーニュースで
愛子内親王のお言葉が発信されたのですぐに読みました。
素晴らしい文章でジーンと胸に熱いものがこみ上げてきました。
その後ニュースなどでもアナウンサーが紹介し 読むたびにまたホロリとして。
そして以前作文に書かれた「看護師の愛子」の
その文章力と想像力の豊かさを思い出しました。
(両陛下のアドバイスもあったかもしれませんが)
「犬」と書かれた書の「、」 点が犬の尻尾のようで微笑ましかったことも思い出します。
本当に真直ぐにご成長されて良かったなぁと思います。
国民がみんな(私だけ?)我がことのように感じながら見守っていたいのです。