2016年5月7日土曜日

長篠合戦の歌

長篠の児童たちが歌った「長篠合戦の歌」がいたく気に入りました。
昨日、車中でも携帯でユーチューブを何回も聞きながら 小堤西池へ行きました。

明治時代校長先生が作詞作曲したそうです。
二拍子の調子もよく、長く歌い継がれたのでしょうが
太平洋戦争敗戦後は、教育的配慮から歌われなくなったのでしょう。
60数年ぶりに復活したのだそうです。

きっと長篠資料館へ行けば8番までの歌詞もわかるのだと思いますが、、
先日は早く帰ってしまいました。今度長篠へ行って 資料館で歌詞を調べて来なくっちゃ。
と思ったら、歴史好きの家人が、去年の祭り会場で貼り出してあった
歌詞八番までの写真をネットで検索して見つけてくれました。それをプリントしました。






古文調の歌詞ですが、児童たちよく覚えましたね。
5日は幟まつり開始前に、先生引率で、児童たちは城址近くの大通寺(武田勢を弔った)へ
お参りに行ってから 行事に参加していました。

しつこいようですが、お気に入りとしてもう一度ユーチューブ。


「長篠合戦の歌」
合唱祭では  5番から7番は略   武田敗走を謳ったので甲斐の人々への配慮でしょう。


霞か雲か はた風か 地を巻き塵を蹴立てつつ
長篠指して 攻め来たる 時は天正三年の
み山に残る桜花 若葉も浅き五月(さつき)ごろ


城を一挙に落とさんと 機山遺法の武田勢   (機山とは信玄の事。信玄が遺した兵法)
勇める駒の声高く たちまち四面を取り巻けば
かてに苦しむ我軍の 将卒いかでか敵すべし


月はかくれて影暗く 水の音さえ物すごし
鬼神に恥じぬ勝商は 張りたる網を切り破り  (勝商とは 鳥居強右衛門勝商のこと)
さか巻く波をくぐりぬけ 狼煙をあぐる雁峰山


使命果たして帰り道 不意に虜となり果てぬ
流石にとみたる奇智をもて 敵をはかりて我兵に
今に救いは来らんと 言うより早く突かれたり


今や三百年前の 事とし言えど消えやらぬ
苔むす石に名を残す 誉れを鳥居権現と
まつる社頭の山桜 大和歴史の光輝なり

と、よく暗譜できたものだと感心しています。