2025年10月29日水曜日

NHK俳句 「会う」

 高野ムツオ ゲスト 小川軽舟、谷さやん、モーリーロバートソン 他

「会う」は題として難易度高い

暑さ明け会う人と語る火星の水 〇 モーリー

 暑さが明けたので火星の水も澄んできたのかな(さやん)

 中八字余りが詰まっている感じ「会えば語ろう火星の水」と呼び掛けても良い(小川)

 季語が気になった「涼新た」などが良かったか。魅力的な題材(高野)

 暑さは明けないのでは。

 季節が二つになったのかと思いながら地球は火星に向かっているのか。

 来年50℃になるというニュース。地球はどうするのか。(モーリー)

とんぼうがとんぼうと会う豊の秋 ◎〇 高野

 赤とんぼは群れているが、シオカラトンボなど単独で飛んでいるトンボが出合った楽しさ

 とんぼうという言い方も間が抜けているようで親しみやすい(小川)

 「と」の韻もうまくいっている「とんぼう」とはあまり言いたくないが。(高野)

 季語が三つで季語が決まりすぎ(さやん)

名月や心だけ里会いに行く 〇 かわにしなつき 

 ふるさと奈良の月は大きい

 東京にいるけれど故郷の月を見に生きたいという気持ち(かわにし)

 心だけ、で、軽い切れがある、会いに行きたいけど会えない。

 全部が一つづつバラバラな感じ。「心は里へ会いに行く」と調べをよくすれば(小川)

 「心だけ里」だけが不安定。お行儀が良すぎるか(モーリー)

 「会いに行くのは心だけ」(高野)

会へば行く店あるふたり秋の宵 ◎〇  小川

 なかなか会えない二人。決まった店があるのは良い関係(さやん)

 堂々と会えない人に会うのか。昼は無理なのか(モーリー)

 シチュエーションが曖昧なのが気になった。

 たぶん男同士か。秋の宵は居酒屋へ行くのにぴったりすぎるか(高野)

 「こういう友達ほしいなと思って」(小川) 

黒葡萄洗えばこぼれ会いたいなあ  ◎◎◎〇 谷

 口語のつぶやきがカッコよかった 洗っていたら零れていった

 会えない人に会いたいと思う気持ちとぴったり(小川)

 主観「会いたい」は俳句では行わないことを黒葡萄に託して言ったことがよかった

 黒葡萄は巨峰やマスカットではない小さいのが良い(高野)

 黒葡萄がぽろっと零れて穴が開いたところに気持ちを寄せた。

 音声(濁音)が前半にあるところが良い(モーリー) 素晴らしい鑑賞と、小川

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小川氏は終始落ち着いた語り口で問題のある句も褒めてから、こうすればどうかと

よい添削例を出してくださる。

+++++

特選句 高野選

三席 会うて先づひつつき虫を摘(と)り合ひぬ

二席 星座盤まはして母と会ふ夜長  押見げばげば

一席 久々に会ふ白息をぶつけ合ひ

    約束をして会った友達だろう。「久々に」の出だしも良かった

    「ぶつけあう」友情がが良い

その他の特選

地下で会い地下で別れる温め酒

会へばまた会つたで揉めて芋煮会

レコードや十五の吾に会ふ夜長

夢に会ふ夫は逞し霜の菊

やまひ得て出会ひし友や鰯雲

亡き父に会ふマフラーの匂ひかな


修学旅行のお小遣いをあげたらお土産がやってきました
カステラとお茶
どんなカステラより一番おいしいカステラでした

2025年10月27日月曜日

ハロウィンのお化けを門に能楽堂

菰巻いて松伸びやかや産湯井戸  の

菰巻きの写真は撮るのを忘れました。








今日、日赤の循環器内科の先生から、術後一年経ったので
先生の診察は今日で終わりと言われました。
ペースメーカー科とかかりつけ医で経過を見てもらうことになりました。

すご~く素敵な先生で
ずっと先生に診てもらえると思っていたので、ちょっと残念。

そういえば2019年に東京に行ったときに、
トランプさんのビーストを見にいったっけ。







2025年10月20日月曜日

ファイナル

 朝、ファイナルの進藤さんをYouTubeで見ました。

一次~三次のミスタッチはあったかもしれない程度(素人の耳)ですが

ファイナルでは3~4回?目立った感じで、入賞はどうでしょうか~?

大トリの桑原さん頑張ってほしいです。

前回、反田さんはオールノーミスだったと後のインタビュー(TVの特集?)で。

追記:10月21日 桑原志緒さん第4位でした。おめでとうございます。

高市内閣発足しました。



2025年10月19日日曜日

茄子の馬








 形から考えればほっそりしたキュウリが馬で でっぷりした茄子が牛

馬に乗って早く家に来るように瓜の馬

帰りはゆっくりと茄子の牛に乗って

ということは知っていました。

紺深き茄子の名馬よ父祖迎ふ  の 

瓜と茄子でセットで飾るので 茄子の馬にしました。

そして「茄子の馬」には歳時記に「なすびのうま」ですって。びっくり。

主季語になっています。

2006年角川俳句大歳時記秋

父ははを連れて兄来る茄子の牛   安住敦

初捥ぎのわが丹精の茄子の馬    石田あき子



NHK俳句  紅葉

 和田華凛  ゲスト 能楽師 安田登氏

美しすぎる季語を詠むのは難しい(和田)

安田氏:其角 俳人は能を学ぶべしと言った  制限のある中での表現

和田氏:有季定型 制限があるからこそ余白が生まれる

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉   三橋鷹女

特選句

紅葉山神の吐息は裾野まで

乗り換えて紅葉を浴びに行く切符

一村に一寺一宮紅葉濃し   数字の一が効いていますね

トンネルの丸が切り取る紅葉山

本丸を残し紅葉の暮れにけり

紅葉冷え珈琲の香の女坂

ゲストの句 行き暮れて空一面の紅葉哉  安田登

和田さん提案  行き暮れて空一面の夕紅葉

特選 

三席 夕紅葉そろそろ鬼が動き出す

二席 みづうみにたてよこのあり山紅葉

一席 赫赫と日輪めぐる紅葉かな    赫赫(かくかく) 



2025年10月17日金曜日

芭蕉祭の特選句発表がありました

 〈一般の部〉

【稲畑廣太郎選】

源流のひと雫より秋深む(伊賀市、坂井周子)

滴りの水の鼓動を掬ひけり(伊賀市、山下文子)

【井上弘美選】

火の尽きて闇蒼みゆく牡丹焚(杉並区、田中佳子)

仕上りの琴に糸張る夜なべかな(広島市、森本弘子)

【井上康明選】

今生は会へぬ人なり鳥雲に(北杜市、池永早知子)

柏餅木綿のやうな日暮くる(津市、山﨑満世)

【小川軽舟選】

見送りのなき家族葬蟬時雨(甲賀市、田中茂三)

早世の母の名は千代寒椿(神戸市、松田郁子)

【小澤實選】

部首ごとに並ぶ活字やウマ棚冷え(杉並区、梶等太郎)

蕉翁も汁啜りしか焼蛤(小牧市、鈴木年春)

【櫂未知子選】

まさをなるひかり咥へて冬鷗(小平市、大月弓香)

仮の世へ打ち上げられし昼寝覚(伊勢市、久世伸子)

【坂口緑志選】

我が身より切幣零れ夏越の夜(名張市、森岡秀美)

釈迦ヶ嶽ここ北限の幣辛夷(三重県、金津やよい)

【谷口智行選】

晩柑も入れ背負籠の島女(津市、服部美佐子)

鯛あらの骨啜りゐる涼しさよ(米子市、すずきみのる)

【西村和子選】

飛竜頭にかかる銀餡春深し(京田辺市、加藤草児)

つばくらめ雨の隙間を濡れもせず(志摩市、松村正之)

【長谷川櫂選】

願はくは転がる石に西行忌(さくら市、山越正彦)

白蚊帳に生後まもなき赤子かな(四日市市、森田久枝)

【星野椿選】

虚子塔や立待月を待つ心(河内長野市、中西博雅)

蟬鳴いて戦後といふは終り無く(田原市、那津七津)

【堀本裕樹選】

恋猫のときもありしか竈猫(小牧市、鈴木年春)

まぶしさの奥のさびしさ蝉時雨(文京区、岡本千晶)

【正木ゆう子選】

まん中に解あるごとし額の花(長岡市、伊藤一二三)

ブラバンの音色に大暑乗せにけり(志摩市、西尾澄己)

【三村純也選】

水濁る樋門に群るる梅雨鯰(名張市、谷村賢二)

軽トラの所狭しと狩の宿(神戸市、山内茉莉)

【宮坂静生選】

地に近く熟るる心根ゆすらの実(茅野市、加藤律子)

風雲の夕暮れ時や夜木菟稲架(堺市、森野哲州)

【宮田正和選】

麦藁に座り憩へり父と母(三重県、舘千恵子)

伐採の年輪に夏立ちにけり(名古屋市、 岩田半寒)


〈テーマの部〉テーマ=「百」

【片山由美子選】

宿坊の百の畳を替へにけり(茅ヶ崎市、塚本治彦)

風鈴の百の織りなす千の音(福岡市、久美二葉)


〈英語俳句の部〉

【河原地英武選・訳】


snowflakes…

the little girl learns

braille alphabet

風花や点字を習ふ女の子

(Daniela Misso,Italy)


end of the war

the tombstones

without shadows

墓石に影無かりけり終戦日

(Vladislav Hristov,Bulgaria)




2025年10月16日木曜日

牛田さん

 50分程度が1時間弱の時間オーバー どうなるのでしょうか?

ちょっと辛そうな雰囲気で弾く素顔とのギャップ萌え?

皆さん上手すぎて(当たり前)さっぱり予想はつきません。

藤井聡太七冠似のケビン・チャン(カナダ)は確かに天才かも?

しかしアジア勢多いです。

追記:桑原さん、進藤さん ファイナル進出でした。

桑原さんは大トリ(抽選かもしれませんが)♫

お二人とも入賞するといいなぁ~🎹


ある年の神戸の街角

2025年10月14日火曜日

ブラジル戦

初勝利。ブラジルの選手、全力で走っていなかったと思いますが、日本おめでとう。

上田綺世カッコいいし谷口選手も素敵です。

内田うっちーの解説はいつも冷静で

槙野は引退後にテレビで大活躍。

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試しに配置してみました。

一色が良いかな。先生はもっとはっきりした色がお好み。

お手本があれば真似て書けるのですが自分では全然書けません。

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3人とも三次予選通過する事はほぼないので、

2人としたら桑原さんと進藤さんだろうか、音が柔らかく聞こえる気がするので。

う~ん悩ましい♫



2025年10月12日日曜日

NHK俳句  風  

 岸本尚毅

ゲストの 風ふいて蝉の翅だけ飛び去って

秋の風蝉の翅だけ飛び去って

秋風にころがる翅は蝉の翅  「翅」1番目は何の翅かな、2番目は蝉だ、という「翅」。

秋風や袂の玉はナフタリン  川端茅舎

「や」と「は」は相性が良い(岸本) 「た」の音が楽しい

降る雪や明治は遠くなりにけり  

特選句

日の丸に風を見てゐる原爆忌

蘭鋳の鰭が風ある如く揺れ

秋風に閉めし障子のふるへかな

崩るるは雲の鞍部や秋の風   文体が良い

秋風に「御飯炊いて」と母の声

人形として人をみて風の盆

描写の工夫

海の家ありしところに秋の風

海の家ありしところを秋の風

特選三席

水始めて氷る痛風をさまらず

特選二席

トンネルの打音検査や秋の風

特選一席

よもすがら秋風を聞く妻の留守

終夜秋風きくや裏の山 曾良

2025年10月10日金曜日

皆さん素晴らしいピアニスト

一次予選を通過した日本人は 牛田さん 桑原さん 進藤さん 山縣さん 中川さん

桑原志緒さんと進藤実優さんへブラボーが飛びました。

このお二人はきっと二次も通過するのではないかなと思いました。

牛田さんにも進んでほしいけど。

何もわからないド素人がコメントしてすみません。

有力候補が藤井聡太7冠に似ているのでびっくりしました。

世間には似ている人はいるんだなあと思ったことでした。

中国人ピアニストの多さにはびっくり。予選通過だけでも13名。

PS:中川さん二次予選再放送見ました。素晴らしい(ブラボー有り)

PS:二次予選通過 

桑原志緒さん 進藤実優さん 牛田智大さん 👏👏👏 (日本時間10月13日6時半発表)

🐄の模様のハンカチで汗拭いていました~

おめでとうございます。三次も頑張ってください♫

+++

連立離脱は、とある国からの拒絶でしょう。とても分かりやすい。


2025年10月7日火曜日

分かりやすい

岸田さんの時 500円 ↓

石破さん  1800円 ↓

高市さん  2000円 ↑

これからが大変だと思いますが。

2025年10月5日日曜日

NHK俳句 テーマ「数」題「新酒・古酒」

 堀田季何

金剛の露ひとつぶや石の上  川端茅舎

一対か一対一か枯野人    鷹羽狩行

故郷へひとりの道や青葉風 

  「ひとり」が必要かどうか

故郷へお土産なしで青葉風   庄司君

数を確定しない

雁の声のしばらく空に満ち   高野素十

露の玉蟻たぢ/\となりにけり  川端茅舎

 数を言わなくてもいい

大事にしたいことを決めて優先順位をつける

筍や雨粒ひとつふたつ百   藤田湘子

キャベツ四五十積むやスーパーマーケット  × 別の言い方ができる

キャベツのしのし積むやスーパーマーケット  相子智恵

流燈や一つにはかにさかのぼる  飯田蛇笏

新酒・古酒 特選

信教の自由たとへば新酒の香

新酒酌み蛸の利き足研究会

新酒ああ僕らは生きていたのだな

古酒ごくん喉がなんだか壇ノ浦

胃袋は日本のかたち新酒酌む

月入れて月に呑まるる新酒かな




2025年10月3日金曜日

ショパンコンクール一次予選始まりました

 牛田くんのショパンコンクール一次予選・ライブ見逃しちゃったので録画みました。

今回はスタインウェイ 前回はYAMAHA

https://www.youtube.com/watch?v=DaY69MsHqj4

長期間にわたってすごいなぁ

中国・中国系カナダとかアメリカとか多いなぁ

日本も多いなあ

進藤美優さんは 10/8 Wed 2:30  日本時間(?)

シゲルカワイを弾いてくれたポーランドの男の子

https://www.youtube.com/watch?v=iR9582NqKiE&list=RDiR9582NqKiE&start_radio=1

2025年10月1日水曜日

伊吹嶺 10月号

風光集より

十薬や風よどみたる厩舎裏

白靴の試し履きして旅支度

耳ぴんと立てて猫ゆく夜の秋

黙祷の間も刺さるかに蝉の声

月涼し遺影に窓を少し開け