2025年12月29日月曜日

伊吹嶺 2026年1月号

風光集より

伊庭川の澄んで吟行日和かな

鉤の手に続く水路や秋気澄む

奉納の扁額あまた小鳥来る

千年を支ふる柱豊の秋

水郷の里の静けさ龍淵に



2025年12月28日日曜日

NHK俳句  首

 老犬の首傾げをり冬銀河  〇  中川緑アナ

  「老犬と」でも、季語は「寒昴」など小さいものでも良いのでは(藤田氏)

くびもとのやわき結びや冬びより  ◎◎〇  マフラーの感触

地吹雪や吾は生き居る首の脈  ◎◎〇

冬銀河船首に立ちて仰ぎけり  ◎  藤田直子氏作

首冷やす風が後ろの枯木より   〇〇

高野ムツオ選

三席 首たたみ蕾のかたち浮寝鳥

二席 バーコード巻きたる手首春を待つ

一席 首据わる冬の陽浴びるうんちする







2025年12月27日土曜日

ボールペンの先端は球鳥渡る  金子敦

 高市総理の使っているボールペン、某ホームセンターで、この色最後の一本でした。

0.7mmが好きですが、0.5mmでした。

同じジェットストリームでモルトの2色ペン0.7mmを持っていました。

モルトの方が重そうなのに、実際は5色のが重いです。芯の数が違うので。


昨日も「ばけばけ」年末最終回を見て泣いたけど、今日の再放送でもウルウルと。

ドライアイが湿って良いですね、泣くことも。

2025年12月21日日曜日

NHK俳句 枯野

選者 和田華凛

旅に病で夢は枯野をかけ廻(めぐ)る  芭蕉

ゲスト 染色家の句

草木の色を脱ぎ捨て枯野かな 昌司 素晴らしいと和田先生


ゲスト持参の染糸

特選句

土偶まだ目覚めぬままの枯野かな

飛行機の巨大な腹の行く枯野

縄電車枯野につくる無人駅

太陽も印象派めく大枯野

一対の星の真中の枯野かな

みのりからいのりの色へ大枯野

特選三句

三席 枯野宿イーハトーブを探す旅

二席 書き足してみたき枯野の地図記号

一席 枯野より声なき声のにぎやかに

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合同句集用に自選15句 選句中

好きな句を選んでも、これは「ボン」

篩にかけて お気に入りは20句くらいに(-_-;)

句集の句は外しました。

来年1年の間に、今選んだ以上の句が生まれるかどうかですが?

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サッカーの天皇杯は元日開催に戻してほしいです⚽

2025年12月15日月曜日

「子どもに光を」ではなく「子どもを光に」を信条として・・・

告別式にてご主人さまが述べられたこの言葉が深く印象に残りました。

https://kitashirakawa.jp/?p=4035





2025年12月10日水曜日

君逝きてあと冬晴れの極むなり    細見綾子

君逝きてあと冬晴れの極むなり    細見綾子  昭和46年作

前書き 藤木とみきさん逝く 

二句のうちの一句

この句を偶然見つけたときに、胸が締め付けられるようでした。




2025年12月7日日曜日

NHK俳句 街 町

 わが橇の馬が大きく町かくす  高浜年尾

(原句)「道かくす」を虚子が「町かくす」と添削した

岸本尚毅 選

寺町に無くして帰る冬帽子

老迷子ひとりハロウィンの地下街に

凹みたるガードレールや町小春

孫と乗る百円バスや街小春

降灰やかつて焼かれし冬の町

母惑ふ街角すでに冬ざれし

三席

短日や部品行き交う町工場

二席

病窓に未踏の街や秋夕焼

一席

町へ飛ぶ脚の欠けたるいぼむしり