襖絵の金箔ひかる冬館
金の鯱冬青空へ尾を張れり
天守閣望遠鏡に冬の塵
菰巻いて二の丸の木々オブジェめく
群雀発ちて礎石の落葉舞ふ
石垣に影を散らせり冬紅葉
大股で枯芝よぎり吟行会
青み増す老松の肌冬深し
昨日の大会で記憶に残っている高点句
豹虎図の一の間二の間冬ぬくし という句がありました。
上手だな~~ 狩野派の襖絵、二間続きで最も目を引きました。
来訪者に 徳川の威厳を「豹と虎」に託して ひれ伏す気持ちを持たせる・・・
昔の人は「豹」も「虎」も実際に見たことは少なかったと思いますが
何でも 豹は虎の雌だと思っていたらしいという説があります。
本丸東に畳三畳分ほどの大きな清正石がありますが、これも来訪した武士たちを
吃驚させるものでもあるとか・・・
寒くなってきたので、吟行で風邪ひかないようにね。
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