2013年12月2日月曜日

俳句

襖絵の金箔ひかる冬館

金の鯱冬青空へ尾を張れり

天守閣望遠鏡に冬の塵

菰巻いて二の丸の木々オブジェめく

群雀発ちて礎石の落葉舞ふ

石垣に影を散らせり冬紅葉

大股で枯芝よぎり吟行会

青み増す老松の肌冬深し



昨日の大会で記憶に残っている高点句

豹虎図の一の間二の間冬ぬくし  という句がありました。

   上手だな~~  狩野派の襖絵、二間続きで最も目を引きました。
   来訪者に 徳川の威厳を「豹と虎」に託して ひれ伏す気持ちを持たせる・・・

   昔の人は「豹」も「虎」も実際に見たことは少なかったと思いますが
   何でも 豹は虎の雌だと思っていたらしいという説があります。
   

本丸東に畳三畳分ほどの大きな清正石がありますが、これも来訪した武士たちを
吃驚させるものでもあるとか・・・


   
 

1 件のコメント:

  1. 寒くなってきたので、吟行で風邪ひかないようにね。

    返信削除