我が家の経済紙水曜日の夕刊に
「現代俳句最先端」と題した連載
(執筆 青木亮人 愛媛大学准教授)が始まり
一回目は見忘れ二回目は読んだけど忘れ 紐でくくられ
三回目 <不穏な平成日本を詠む> 死と生 磨かれた文体で
(文章は私の頭では難しいので・・・)
掲載句を書いてみます
夏嶺分けて何も通らぬ道路美し 関悦史
空席のいつせいに透く花火かな 〃
ひだまりを手袋がすり抜けてゆく 鴇田智哉
幾重もの人が写真に秋の潮 〃
7は今ひらくか波の糸つらなる 〃 (7って何?スロット?)
セブンイレブンらしい
泉からむらさきのひとるいるいと 小川楓子
清明に死してわたしと隣り合ふ 〃
濃いさくらうすいさくらを呼びわける 〃
彎曲し火傷し爆心地のマラソン 金子兜太 (昭和期の強烈な死のヴィジョンとして)
たてものの消えて見学団が来る 鴇田智哉
あふれさうな臓器抱へてみどりの日 小川楓子
日陰からおたまじやくしの溢れくる 鴇田智哉
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