2026年8月18日火曜日

NHK俳句  父  小川軽舟

 8月16日放送

ゲスト 写真家 浅田政志氏

題 父 暮らしを思い出すテーマで家族から選んだ(小川)

父を詠んだ名句

もの言はず墓参の父にライター貸す  大塚凱

ぶらんこ押してぼんやり父である   高柳克広  鷹編集長

「父親をちゃんとやっているのかな」と言う感じ ぶらんこが季語

母のもの捨つる終活父の汗  小川軽舟

 母のものは自分で処分しないといけない気持ち

 自分の人生はこれをやらないと終らないという気持ち

浅田氏の写真を見て小川氏が一句

鳥焼のトング構えて生ビール

特選六句

湯上がりの父を待ちをり冷奴  

 なつかしさがある

笹担ぐ父が先頭星祭

 七夕のための笹を山から切ってきた景がぱっと浮かぶ

娘には甘い父なり衣被

宵闇や無言の父と船を出す

 漁師と思うが「宵闇」の季語が面白い。月が出る前の昏さの時間帯。

健脚の父の徘徊夏あざみ

 認知症が進んだが足は昔のままの健脚、家族の苦労が季語で効果的になった

橋ひとつ渡りて父と氷店(こおりみせ)

 町の様子が絵になる風景

+++学校の俳句授業 千葉大付属とか。賢い子ばかりなことと思います。

他の先生が見学していました。句会を楽しんでいました。

教師は友達から学ぶためのコーディネーター役と思っている(先生)

教科書の重さを知りぬ夏の日に

花は葉に先輩の名を呼び慣れて

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不器用にカメラ持つ父もう師走  浅田氏

 下五が読者に分からないか

不器用にカメラ持つ父夏休  小川氏添削

 子どもを撮るとか家族旅行とか想像できる

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特選三席

杖の父戸口に待てる帰省かな

特選二席

新盆の父の机を拭きにけり

実家に帰って新盆を迎えたのだろうが、さらりとして情感たっぷり

特選一席

虹消えて父の大きな手が肩に

回想句だと思うが名残惜しそうに空を見ている子に、父が帰ろうか、と声をかけたのか

虹を見たときに、父の手を肩に感じた感触が分かるところが良い