2018年7月18日水曜日

新聞夕刊より

我が家の経済紙水曜日の夕刊に
「現代俳句最先端」と題した連載

(執筆 青木亮人 愛媛大学准教授)が始まり
一回目は見忘れ二回目は読んだけど忘れ 紐でくくられ

三回目 <不穏な平成日本を詠む> 死と生 磨かれた文体で

(文章は私の頭では難しいので・・・)

掲載句を書いてみます


夏嶺分けて何も通らぬ道路美し   関悦史

空席のいつせいに透く花火かな    〃



ひだまりを手袋がすり抜けてゆく   鴇田智哉

幾重もの人が写真に秋の潮       〃

7は今ひらくか波の糸つらなる      〃      (7って何?スロット?)
                                                                                    セブンイレブンらしい


泉からむらさきのひとるいるいと    小川楓子

清明に死してわたしと隣り合ふ       〃

濃いさくらうすいさくらを呼びわける     〃



彎曲し火傷し爆心地のマラソン    金子兜太 (昭和期の強烈な死のヴィジョンとして) 
 


たてものの消えて見学団が来る     鴇田智哉

あふれさうな臓器抱へてみどりの日    小川楓子

日陰からおたまじやくしの溢れくる    鴇田智哉


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