片山由美子選
葉桜や白さ違へて塩・砂糖 片山由美子
入選句
葉桜や百葉箱の朽ちかけて
葉桜や運転席にとおる仮眠 石原推薦
葉桜や新人研修最終日 三席
葉桜のささやきの下バスを待つ 武井推薦 二席
根尾谷の風舞ふ夕べ花は葉に
葉桜や石のベンチのしづかなる 一席
石のベンチにポイントを置いて存在感がある
葉桜や閂堅き大手門
葉桜となり借景に紛れけり
葉桜や単身赴任また一年
葉桜や上から乾く泥団子 を出しましたが没
夏向きの透かしの皿の蕨餅 武井 敢えて季重なり
涼し気な透かしの皿の葛桜 添削
山肌に黒南風刻む雲の波 石原
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