2014年10月5日日曜日

俳句

NHK俳句 アーカイブより

汗の馬芒の中に鏡なす  八田木枯 S21年作

外套のままの仮寝に父の霊(たま)      S25年

味わいのある文字でしたので パチリ。


昨日は岡崎の八丁味噌の蔵二件を見学の後
岡崎シビックホールへ
誰でも参加できる俳句大会

細々と名乗りを上げることが出来ました。
さらに、蒲郡の句友が 大会後、岡崎城公園へ行くとのことで
私も折角はるばる来たので同行させてもらいました。

さらに、その後句会があるという先輩のMさんの句会に飛び入り。
岡崎駅までのバスの車中で投句を考えて。

発酵にふくらむ樽や秋うらら

蔵屋根に葵の紋や味噌仕込む

粉ふきたる味噌蔵の梁秋ともし

小鳥来る赤き庇の駐在所

味噌蔵の裏に石干す冬支度

烏瓜落つる浄瑠璃姫の墓

日の丸のなびく味噌蔵秋高し

★.。.:*・°★.。.:*・°★

選者選の最高点句は 伊藤敬子愛知支部長

石一つ一つも財や蔵の秋  伊藤敬子


披講を聞いていて「材」かと思っていたら
講評の中でご自身が解説 「財」だと仰るのでこれには唸りました。

400年使っている仕込み石は 1樽に300個ほど用いているそうですが
みな お家の財産であるということ。
このように感動を言葉に置き換えられたら良いですなあ。

 
ふくらんでいます
 
味噌樽ににじむ溜りや蔵の秋




0 件のコメント:

コメントを投稿