自由題
★小澤實特選
帰省子の庭にぬうっと現るる
これは息子 娘は連絡を取り合うはず なかなか実感のある句(西村)
臨場感リアルが伝わる(星野)
★西村和子特選
ぎしぎしや長子泣くなと育てられ
何処にでも見られる雑草。昔こういうことを言われたという回想句と思ったが(西村)
季語が良い(星野・夏井)
「ぎしぎし」でなければ素通り(夏井)
子育てやジェンダーギャップ、世代間の価値観が違う。(神野紗希)
★小川軽舟特選
芙蓉咲く再出発の新居かな 能登の被災者の方
若い人なら薔薇かもしれないが、芙蓉が大人(西村)
「さく」は咲いているから難しいが。内容が入り混じっているか。
「花芙蓉」でも良いか(星野)
「花芙蓉」はダメと思う(西村)
あえて「咲く」を使うときは?(庄司)
効果があって残りのことばに捨て石みたいな働きを持つか「飛び石」と言ってもよい(夏井)
内容を伴いながらうまく伝えるべき(星野)
当日句 実作に挑戦
油照の坂やマイケルの余韻 庄司浩平 マイケルジャクソン
★高野ムツオ特選
ねぶた来る空も地べたも踊り出す
迫力を表したが「踊り出す」が言い過ぎではないか。高野さんなら取る(西村)
外から見た行事は新鮮だが この句毎年見ると言われそう(夏井)
祭りや行事は繰り返しの文学、挨拶(星野)
★夏井いつき特選
水掛けて裸祭を蒸しあげる
表現したいことに出遭った(夏井)
★井上弘美特選
天高しこの空だけを共有す 二十代の方
せめて青空を共有したい祈り。(井上)
俳句的に天と空が二つ存在してしまう。「共有す」が強い(星野)
作者の平和への願いが伝わってくる。季語は少し変える方が良かったか。
私は歳時記を一ページずつ愚直にめくる。(夏井)
★堀田季何特選
羽抜鶏山頭火かく歩みしか
放浪の俳人 ちょっと侘しい。私から見ると何となく同じ歩みをしている。
堀田さんは韻を踏むのが好き(星野)
最期松山一草庵で亡くなった。近いと思うが近いから良いか、等分にある。(夏井)
ちょっとユーモラスな一面で良い(西村)
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