題詠「口」
★阪西敦子特選
つり銭口に雨残りたる若葉かな
中七でいったん終わっているので、疑問(星野)
小さな釣り銭口から広がる世界。
遠山に日の当たりたる枯野かな 虚子の世界を感じた(西村)
虚子の句とは流れが違う。(星野)
★夏井いつき特選
仮の名を山口さんと月の下
題が「口」だったから山口さんなのか(井上弘美)
★岸本尚毅特選
浅く舌噛んで昼寝の吾子の口
細かすぎる 口の題だからクローズアップした(西村)
吾子俳句に良い句なし。情報量が多い(星野)
吾子俳句には男性の名句が多い(西村)<中村草田男の万緑の句>
+++選者控え室探訪(庄司君)
五七五から人生が見えますね(小川軽舟)
+++
★和田華凛特選
小春日や親子口開け離乳食 (二人目の曾孫を詠んだ)
もっと工夫が出来るのでは。「母も口開け」とできる。(西村)
既視感がある。しかし季語だけで一発逆転あり。あまりにも幸せな季語(夏井)
説明しないで描写するように。と言われる(西村)
写生は理屈を考えていられない(星野)
目に映ったものを他者に再生できれば良し(夏井)
★堀田季何特選
人類は口から滅ぶジギタリス
毒にも薬にもなる、季題の説明じゃないか。作っちゃった感があった(星野)
音がぞわぞわする(西村)
私も最後まで残していた。近いと言えば近いが。寓話的だが代案が思いつかない(夏井)
この「口」は言葉なのではないかなと思いました(私)
★西村和子特選
寂しさを口には出さずしゃぼん玉
シャボン玉を吹けるくらいになった五歳くらいの子が、寂しさを口には出していけないと思っている。
シャボン玉が子供っぽい(星野、夏井)
子どもじゃない方が良いかもしれない。(夏井)
0 件のコメント:
コメントを投稿