2026年10月11日日曜日

NHK俳句 星野高士 秋の暮

花鳥諷詠 

流れ行く大根の葉の早さかな  虚子 

川に流れている葉 

世田谷九品仏の川に流れていた  生活感

住んでいる人の生活 人の営み

溶岩の上を跣足の島男   虚子

桜島での句 

石ころも露けきものの一つかな  虚子

誰も目にとめない石にも目を留めた一瞬

人間に石も語り掛けている 無常観 (星野)

アミニズムの考え方

「秋の暮」 (星野先生が季題と言わず兼題と発言!)

特選句

引く波の砂に浸む音秋の暮

父と呑む父のボトルや秋の暮

 「父」の重なりが嫌味ではない

町の灯の呼ぶ合ふやうに秋の暮

 中七が良い 町の一体感 あそこが点いてここも点いて。と。

まつ毛まで真白き神馬秋の暮

宿帳に一名と書く秋の暮

 無常感を感じつつこの人は楽しんでいる

秋の暮しみじみと雲美しき

 俳句では「しみじみ」「美しい」と言わない(禁句)だが

 自分の気持ちを反映している

秋の暮器の底に空残る  松井珠理奈

秋の暮まだ手のひらに土の熱  松井珠理奈

陶芸のこととして両方を足してみる

土器の熱残る手のひら秋の暮  星野添削

特選

三席  一本の松の枝ぶり秋の暮

二席  畦道の電柱太し秋の暮  作者18歳

一席  雨上がりの赤信号や秋の暮

 破調のよさ (へぇ~…私)