今日の俳人協会愛知県支部秋季俳句大会 雨でした。
嘱目句は 当日廻って見た句を出すのが本筋である、と、支部長のお話。
しかし当日吟行出来ない人もいて、事前に詠んだ句を持ってくる人もいるため
判断は選者にお任せしたとのお話により、
雨を詠んでいませんでしたが、2名の選者に選をいただけました。
蕉風の碑文に光る露の玉
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中村雅樹副支部長の講演
中村先生は以前中京大学教授だった記憶(違っていたらすみません)
(中村氏のお取り計らいにより中京大学構内で俳句大会が催された年がありました)
演題 加藤霞村 ---人と俳句---
皆さん知らないと思いますが‥との導入があり、私も知らなかったのでしたが
加藤かけいの兄 と仰いました。
かけいの名前は覚えています。「環礁」を創刊したのでした。
かけいは「天狼」から「環礁」創刊 弟子に小川双々子。
加藤霞村は 俳誌「牡丹」を創刊、虚子や立子が霞村邸を訪問した。
加藤家は名古屋十人衆の家柄。
築二百年の豪邸であったこと。徳川慶勝公と元千代君のお成りを仰いだ家とのこと。
昭和21年療養生活に入り、虚子、立子、年尾が見舞ったこと。
句集『游魚』刊行、これは昭和20年に句集が出るはずだったが、
空襲で屋敷が焼失したため、鈴木花蓑が霞村の句を書き留めていたので
刊行できたこと。
絶筆「ふるさとの雪に印せし第一歩」51歳の生涯だったこと。
弟かけいとは仲が悪かったこと。
信仰の篤い人で俳句に救われた人だったこと。
平明な句であるが、大衆迎合ではなかったこと。
などなど、走り書きも含めて講演を聞いた足跡です。
レジメ掲載の 霞村の句
紙鳶(いかのぼり)見ゆるあたりが鳴海かな
一と雫おちて久しや釣忍
塵取に掃きとられけり蟻の道
萍になほかすかなる舟の波
自動車の灯にあらはなるみな枯木
大方は葉となつてをり山桜 虚子選
萍のつきし水棹をかつぎゆく
櫂のせてありて夕べを待つ鵜籠
菊を見る静かな人の往きもどり
干網の上を歩いてあたたかし
梅の径細くなりつつ尚尽きず
滴りの大磐石をうちにけり
梨棚の下ひろびろと春の草
鶏頭に唯海があるばかりなり
稲かけてできたる蔭に憩ひをり
ふるさとの雪に印せし第一歩
最後の絶筆の句は客観写生ではなく趣が異なる
浄土の世界に入ったような印象の句、と中村雅樹氏。
なるほど。1句だけ違う印象です。
